著者 紹介

大熊 裕哉

新潟県新潟市

おおくま鍼灸マッサージ治療院

URL

http://okumachiryouin.com

 

足の陽明胃経

 

頭維

取穴:額角髮際にあり、神庭穴の外4寸5分

治効:胆経・胃経の交会穴のため片頭痛の絶対的穴、眼瞼下垂

 

・滑肉門

取穴:水分穴の傍ら2寸。天枢穴の上1寸に取る。

治効:瘧疾、嘔逆、吐血、重舌、舌強

腹上部や陽明経や胃腸に熱が多いときに用いる

 

天枢(大腸経の募穴)

取穴:臍中央の外方2寸

治効:久積気臍をめぐって切痛する。これは寒邪が臓腑にあつまり、臍の周りで痛む。さらに胸のほうへつきあげてくるという症状。つまり婦人の滞下や腹が張り、胃の働き悪く、消化不良、顏色悪いなどに効く。

 

足三里(合土穴)

取穴:下腿前面、犢鼻と解谿を結ぶ線上、犢鼻の下3寸。

治効:胃経の土穴で気血津液を生成する作用がある。虚弱や健康維持のためにも使える。胃腸の冷え、腹痛、下痢、便秘、食欲旺盛、四肢倦怠、頭痛、眼疾患、副鼻腔炎、扁桃炎、顔面神経麻痺など。熱を下肢に引く作用もあるようだ。