足の太陰脾経
・三陰交
取穴:内踝の上3寸、脛骨内側縁の骨際
治効:脾胃虚弱、腹の張り、腸鳴し下痢、食欲不振、倦怠感、腹の冷え、肩こり、月経不順、月経痛、遺精など
鍼灸則には婦人月水不調(月経不順)、難産死胎(流産)には三陰交。故に陰病血症、婦人の要穴なりとある。
沢田流は催経(閉経を開く)に効くとある。中極と兼用する。
足の太陰、厥陰、少陰の交会。
・陰陵泉(合水穴)
取穴:膝を曲げて、脛骨後縁を擦上して指の止まるところを取る。
治効:消化不良、腹脹満、食欲不振、腰痛で寝ていられない、小便不利、膝関節痛などに用いる。
合水穴なので、水に対してび効果もある。いわゆる去湿作用や熱を冷ます津液を脾胃に集める作用もあると思われる。