触れ方
軽按でよく感じ、重按して感じなくなる脈
病態
ー実脈なら
外邪の侵入、表(陽経)に気が集まる=外邪により発熱、経脈中に邪が残っている
ー虚脈なら
陰虚による=血および津液の不足で虚熱が生じている、三焦の原気がないと著しく虚した脈になる(虚労による)
脈全体が浮で遅は脾虚が多い(風寒で長く寝て動かなかったため)
左右寸口が浮脈=陽虚もしくは陽実
左寸口のみ浮脈=風邪に傷られまだ残っている
右寸口のみ浮脈=風寒が残っている(鼻水・自汗)
左右関上と尺中が浮脈=陰虚
左関上のみ浮脈=胆経に風邪
右関上のみ浮脈=脾虚で風寒が残っている
尺脈が浮脈=膀胱炎を疑う