著者 紹介

大熊 裕哉

新潟県新潟市

おおくま鍼灸マッサージ治療院

URL

http://okumachiryouin.com

 

沈脈

 

触れ方

軽按で感じず、重按でよく感じる脈

 

病態

実で力があれば、瘀血つまり肝実で左関上に現れやすい。

他の部で沈で力あれば、その臓腑に熱がある。

 

虚して力がなければ、痰飲など、湿邪や寒邪の侵入。

各寒証にみられる陽気不足で陰気が勝るため。

 

中医では裏実で実邪が入裏すること。欝滞すために脈が沈み、気が邪に抵抗しようとすると沈実となる。

虚の場合は、臓腑が衰え、陽気が不足し脈をもち上げる力がない状態。